「ジュリアン有生」の徒然なるページ


第12回 「生年月日を当てるワザ」

 ジュリアンは、生年月日というかその人が何座生まれか、生まれた時間は何時か等を当てるのが上手い。例えばこれまでに、歯医者さんに行って『先生、3月生まれの牡羊座でしょう?』とか、骨折をした際のリハビリの先生に『先生はさそり座でしょう?』等と突然言い出し、驚かれるやら気持ち悪がられるやら。当たっているだけに当てられた本人は気味が悪いらしい。
ジュリアンがダーリンに初めて会った時、『あなたは、朝の6時半に生まれたでしょう?』と言ったら、ダーリンは『6時18分・・・。朝の6時生まれの顔ってあるんですか???』等と聞き返された事がある。
 そんな評判を聞いて、ある依頼者がラブポにやってきた。ジュリアンが『生年月日は?』と尋ねると、その人は『あんた、生年月日が当てれる占い師なんやろ?ワシ、そう聞いて来たで!生年月日から当てて〜な』等と言う。ジュリアンは、宜保愛子でもアビリーバボーの立原さんでもない。いきなり来て、そう言われても、何もピンとこない。ジュリアンが生年月日や出生時刻を当てられる時は、いくつかの条件があるようだ。まず、かなりジュリアンの近くに接近し、ある程度時間を費やせる事。そして、そうしている時間の中で、その人と、う〜ん何と言うか、波動のようなものが合った時だ。どんな状況のもとでも、どんな人でも当てれるわけではない。
 ジュリアンは正当な西洋占星術とタロットで鑑定する占い師だ。が、しかし、出生のホロスコープ上に水の星座が多いせいか、カンはかなりいい。生年月日以外で言うと、試験前にテスト問題が浮かんでくる事がある。数学や理科ならこの分野が出る、程度だが、社会科系なら「沖縄返還の年が出る」とかいった具合にかなり具体的な問題が浮かんでくる。なぜ浮かんでくるのか、ジュリアン本人も不思議で、原因は全くわからないが、突然ふと浮かんでくるのだ。
 ジュリアン以外にもカンのいい人は多いと思うが、一体人のカンとはなんなのだろう?
そして、カンの良し悪しは遺伝するのではないだろうか?
なぜなら、ジュリアンの母方の祖母は『7時に死ぬ』と病床で言い出し、親類縁者が病室に詰めていたが、9時を過ぎても何の変化もなかった。で、みんなが帰った翌朝7時5分、祖母は息を引き取った。
父も、『○○さんから、電話があった?』と外出先から帰ってきて尋ねる。『かかってないよ』と答えると、その日のうちに○○さんから電話があった、といった事がよくあった。

 ジュリアンは、母方と父方の両方のカンのいい所を受け継いで生まれてきたのかもしれない。
もし、どなたかカンのよさを磨く方法をご存知の方がおられましたら、ジュリアン弟子入りして頑張りますので、ご一報下され!


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