ジュリアン有生の「徒然なるページ」

2003年2月7日

 

第52回 遂に仏壇を買う事に。。。

 

うるさくてうるさくて、仕事もできない、寝る事もままならない・・・なんて書き方をするとかなりオーバーなのだが、しかし、ジュリアンにとっては気になって仕方がない、そして皆様方にはなかなか信じて頂けないような現象が我が家ではここ数日かなり酷くなっていた・・・

1週間ほど前、実家に用事があり日中出掛けていたジュリアンは、夕方5時頃帰宅した。8時からログインする「占なび」までに、行かなければならない所があったため、帰宅後冷蔵庫の残りもので、即食事をしていた。TVを見ながらカボチャを食べていると、突然何やらシュウ〜〜〜〜っという音が・・・。

何だろう?ビデオの巻き戻し?いや、違う。ビデオは電源ONになっていない。何の音だろう?そう思い、一端TVを消してみた。

静まり返った我が家。しかし、相変わらずシュウ〜〜〜〜〜っという音は続いている。ジュリアンは箸を置き、音のする方へ近づいて行ってみる。

洗面所だった。

ダーの「水圧で磨く電動歯ブラシ」が、帰宅したときは動いていなかったのに、動いていたのだ。

どうして突然スイッチが入ったのかしら?と思い、その水圧電動歯ブラシを手に取った。OFFになっている。しかし、それは水を出しながらシュウ〜〜〜〜〜っという音と共に動いている。そしてそれはONにしてもOFFにしても止まらない。怖くなって振り回しているウチに止まった。

やれやれと思い、再びダイニングへ。しかし、座った途端、また音が・・・

再び洗面所へ行き、確認する。やはりONにしてもOFFにしても止まらない。この状況を、今のこの音を、誰かに知って貰わなければ、という考えが浮かび、実家へ電話をすると、呼び出し音が続いている間に自然と止まった。

怖くなり、ダーに電話をかけ直して、事情を説明し、少し早めに帰宅してもらえるよう頼んだ。

いつもより少しだけ早めに帰宅したダーは、そのまままっすぐ洗面所へ向かい、電動歯ブラシを手に取り、こう言った。

「おかしいなぁ。別につぶれてないけどなぁ・・・」

ダーの持っている電動歯ブラシを見ると、数時間前に勝手に動いていたものとは違う、普通の歯ブラシ型の電動歯ブラシを手に取り、スイッチを入れたり切ったりしている。

「違う違う!!!こっちのヤツよ、動いてたのは」とジュリアンが水圧式の方を指さすと、ダーは言った。

「え?それ?それが動いてたの?こっちじゃないの?だってそれは、もう1年くらい前に電池が切れたからそのまま使わなくなってて・・・そこにただ置いてあっただけやで・・・あ・・・中の電池、錆びてきてる・・・わ・・・」

くぅ〜〜〜。なんてこった!!なんでこんなに怖い事が連続して起こるんだ!!

そして、その翌日。「占なび」終了後に電話鑑定をして、お風呂へ入った。

お風呂に入り、クレンジングでお化粧を落としていると、ジュリアンの背中を誰かが指1本でポンと突いてきた。

「うっっっ!!」

クレンジング中だったので、直ぐに目を開けられなかったが、ダーが浴室へ入ってきたのではない事はわかっていた。水滴が天井から落ちるような内装でもない。そして、誰かが隠れる事ができるような浴室でもない。

その日、その浴室内に「誰か」の気配を感じ続けた。

翌日、ジュリアンはまたまた実家に電話をかけ、一連の出来事をよっちゃんに語った。

話しを聞いたよっちゃんは、こう言った。

「のどが渇いて、おなかが空いてるのよ、きっと。これから仏壇代わりを作って毎朝お茶とお水、お仏飯を供えてみたらどう?できたらお経も唱えてあげなさい」

ダーの実家に巨大な仏壇があるので、今の家では仏壇を置くつもりはなかったが、電動歯ブラシ事件や背中を指でポン事件以外にも、あまりにラップ音がひどく、食器棚や冷蔵庫の上からモノが落ちてきたりするので、取り敢えず手作り仏壇(?)を作り、お茶・お水・お仏飯・お花、そしてお菓子を供えた。

その日から、ラップ音はピタリと消え、室内の何とも言えない気配もなくなった。

ダー曰く、「向こうでは仏壇はあるだけで、誰も世話してなかったよ。オレが1階へ行った時気が付けば・・・って感じだった。だからいつもお仏飯はカビが生えてた。親戚の人が来る直前だけ掃除して、当日だけお茶とかお仏飯とか供えてたからなぁ・・・で、そういう時供えたお仏飯が、次に誰かが来るまでカビカビになりながら供え続けてあるワケ・・・」

ダーと色々話し合い、小さな仏壇を買う事にした。今日は早速に何軒か仏壇屋を見て回った。

そんなに上等なのは買えないし、今の巨大仏壇が将来我が家へ来るのか、小姑が引き取るのか分からないが、自分たちの存在がわかってもらえる可能性のある者の側にいたいのだろう。

いつかお金持ちになったら、自分たちの住む為の広い家を買う時には、大きな仏間を作って、大きな仏壇を買ってあげよう。

 

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