予言簿4 冥王星が惑星から外されて。。。

 

2006824日、国際天文学連合における新定義が採決され、冥王星が太陽系惑星から外されました。この事に付いて少し考えてみました。

冥王星は、西洋占星術では、最も非日常で、最も威力がある存在でした。
それは、「究極」とか、もうこの先は無いよ、ここが最終、というイメージでもありました。
そして、輪廻転生的に「遺伝」だとか「復活・再生」だとか、そんな解釈をも含んでいました。

これが、太陽系惑星の一番外側の惑星ではないという事になると、これまで、ここが限界、とか、ここから先は黄泉の世界、なんて思われていた事の全般が崩れ、もしかするとこれまでになかった、いや、これまでは知られていなかった事が次々と発見されたりするのかもしれません。
それは、例えば今回冥王星が「矮惑星」として、新たに位置づけられた事で、これまでよりもあの世(死後の世界)について何かわかるとか、限界点がなくなった事で、不老長寿の新薬が開発されたり???スポーツも新記録がどんどん出たり???
また、国際情勢的には、例えばこれまで圧倒的に強い国だったアメリカが、今後はそうではなくなる。
また、石油に代わるエネルギー源の開発が進み、もう石油を巡っての戦争や侵略的な行動を取らなくてもよい
世の中になる。
色々な事が浮かび、
占い師としては色々想像するのが楽しかったりします(笑)

最終地点をなくした西洋占星術の解釈は、今後この事(冥王星が惑星の定義付けから外れた事)で実際に起こる様々な現象を通して、新たな時代へと進んでいくのかも知れません。

 

ところで、冥王星は蠍座の支配星なのですが、この点が今後どうなるのか興味深く思っています。

なにせ、決めるのは私ではないもので。。。(^^;

月より小さい大きさなれど、太陽系の究極の地点にあるという定義だった冥王星は、小さいけれども猛毒をもって大きな敵を倒せる蠍のイメージとピッタリで、また普段は物静か系だけれどもピンチになればなるほどこの世のものとは思えないパワーを発揮する蠍座ととてもピッタリなので、後ガマなんて探せなさそうな。。。

昔支配星だった火星をまた使うというのも、ちょっと違う様な気がしますし。。。

 

個人的にはホロスコープ上の冥王星の影響力というのは、かなり有ると思っていますので、私個人はホロスコープを読む際は外さずに読んでいくと思います。いえ、そこに冥王星が存在する限り、どういった定義付けにされようと定義付け変更という事象も鑑みて、読むべきだと考えます。

 

最後になりましたが、冥王星は「再生・復活」の星ですから、いつか惑星の位置に復活という事になる可能性もあると現段階では考えています。それは、上記に示した様な、国家間の力の均衡が取れたり、新しいエネルギー源が開発されたり、冥王星が惑星でない状況での存在意義を示した後での「復活・再生」になるかもしれません。しかしもし、本当にそうなった場合は、世界は今とは全く違った新しい世界になっているのでしょうね。



2006.08.25

                                  (C)ジュリアン有生